こんにちは、まるよしコラムです。
2025年、新築住宅を建てる方にとって見逃せないのが、新たな住宅補助金 「GX志向型住宅補助金」 です。
これまで「こどもエコすまい支援事業」など、子育て世帯向けの補助金が多くありましたが、今回の補助金では 年齢制限がなくなり、より広い層が対象 となりました。
しかし、その反面、補助金総額が減り、対象となる住宅の性能基準は より厳しく なっています。
「じゃあ、どうすれば補助金がもらえるの?」という疑問を解決するために、今回は 補助金のポイント を詳しく解説していきます!
目次
- GX志向型住宅補助金とは?
- 補助金の対象となる住宅の条件
- BEI(Building Energy Index)とは?
- 補助金額はいくらもらえるのか?
- 補助金の対象となる設備とは?
- 注意点:補助金を受けるためのハードルが上がっている?
- 補助金を活用するために必要なこと
- どのような工務店を選べばいいのか?
- まとめ:GX補助金でより良い家を建てよう!
1. GX志向型住宅補助金とは?
「GX(グリーントランスフォーメーション)」とは、化石燃料の使用を抑え、環境に優しいエネルギーへの転換を進める取り組み のこと。
今回の補助金もその方針に沿っており、省エネ性能の高い住宅 を建てることで補助金を受け取ることができます。
従来の補助金との違いは、子育て世帯に限定されない こと。また、補助金額の上限は 最大160万円 と高額ですが、総額は減少したため、もらえる人が限られる可能性がある点に注意が必要です。
2. 補助金の対象となる住宅の条件
GX志向型住宅補助金を受けるためには、住宅の性能が一定の基準を満たしている必要があります。大きく分けると以下の3つの条件があります。
① 断熱性能が高い住宅であること
住宅の 断熱性能が一定基準以上 であることが求められます。これは「UA値(外皮平均熱貫流率)」という指標で判断されます。
🔹 地域ごとのUA値基準(例)
地域区分 | UA値の基準(W/㎡K) |
---|---|
1~3地域(寒冷地) | 0.46以下 |
4~7地域(温暖地) | 0.60以下 |
※ UA値が小さいほど断熱性能が高い住宅 となります。
この基準をクリアするためには、以下のような対策が必要です。
✅ 高性能な断熱材を使用する(吹き付け断熱・硬質ウレタン・セルロースファイバーなど)
✅ 高断熱の窓やサッシを採用する(樹脂窓・Low-Eガラス・トリプルガラスなど)
✅ 気密性能(C値)の向上を図る(気密テープの施工、隙間処理の徹底)
② エネルギー消費量を一定以上削減できる住宅であること
国の基準と比較して エネルギー消費量を35%以上削減 できる住宅である必要があります。
この数値を示すのが BEI(建築物エネルギー消費性能指標) で、「BEI 0.65以下」が補助金の対象となります。
🔹 BEIの考え方
- BEI 1.00(基準値) → 補助金対象外
- BEI 0.80(20%削減) → 補助金対象外
- BEI 0.65(35%削減) → 補助金対象
つまり、35%以上のエネルギー削減を達成することが必須 です。
このためには、以下の設備の導入が有効です。
✅ 高効率な給湯器を使用する(エコキュート・ハイブリッド給湯器)
✅ エネルギー消費の少ないエアコンを選ぶ
✅ 太陽光発電を搭載する
✅ 省エネ型の換気設備を採用する
③ 再生可能エネルギーを活用する設備を導入すること
省エネ設備だけでなく、エネルギーを創る仕組み も求められています。
以下のような設備が補助金の対象となります。
✅ 太陽光発電システム(可能なら蓄電池もセットで)
✅ 家庭用燃料電池(エネファーム)
✅ 高性能な省エネ照明(LED)
特に太陽光発電の導入は、補助金を受けるための大きなポイントとなっています。
ただし、地域によっては日射条件が合わず、太陽光発電の設置が難しいケースもあるため、その場合は他の設備でBEI基準を満たす必要があります。
まとめ
GX志向型住宅補助金を受けるためには、以下の3つの条件をクリアすることが必要です。
1️⃣ 断熱性能を高め、UA値の基準をクリアすること
2️⃣ エネルギー消費量を35%以上削減し、BEI 0.65以下を達成すること
3️⃣ 再生可能エネルギーを活用する設備(太陽光発電など)を導入すること
この基準を満たすことで、補助金の対象となり、最大160万円の補助金を受けることができます。
しかし、基準が厳しくなっているため、工務店と早めに相談し、設計段階から補助金を意識したプランを立てることが重要 です!
3. BEI(Building Energy Index)とは?
今回の補助金で特に重要なのが BEI(建築物エネルギー消費性能指標) です。
これは、建物のエネルギー消費性能を数値化したもの で、基準となるエネルギー消費量を「100」としたときに、どのくらい削減できるかを示します。
🔹 今回の補助金では「BEI 0.65以下」が必須!
つまり、国の基準よりも 35%以上エネルギーを削減 できる住宅でなければ、補助金を受けることができません。
この基準をクリアするためには、単に断熱性能を上げるだけでなく、設備の省エネ性能 も重要になります。
4. 補助金額はいくらもらえるのか?
✅ 最大160万円 の補助金を受けることが可能
✅ ただし、補助金総額が減ったため、対象となる件数が限られる可能性あり
「申請すれば必ずもらえる」というものではなく、申請者が多ければ早い者勝ち となるため、注意が必要です。
5. 補助金の対象となる設備とは?
補助金を受けるためには、以下のような 省エネ設備 を導入することが求められます。
✅ 高効率給湯器(エコキュートなど)
✅ 省エネ性能の高いエアコン
✅ LED照明
✅ 節水型トイレ・シャワーヘッド
✅ 高性能窓・断熱材
✅ 太陽光発電システム
設備の選択肢が限られることもあるため、事前に工務店としっかり相談することが重要です。
6. 注意点:補助金を受けるためのハードルが上がっている?
✅ BEIの基準を満たす必要がある
✅ 設備選びが重要になってくる
✅ 補助金がもらえる住宅の数が減少している
つまり、これまでのように「ある程度の省エネ住宅ならOK」というわけではなく、より高い基準をクリアする必要がある ということです。
7. 補助金を活用するために必要なこと
- 早めに申請する!(補助金枠には限りがある)
- 住宅の設計段階から省エネ性能を意識する
- 工務店としっかり相談する(補助金の計算ができる会社を選ぶ)
8. どのような工務店を選べばいいのか?
補助金を受けるためには、工務店選びも重要です。
✅ 補助金の知識が豊富な工務店 を選ぶ
✅ BEI計算ができる設計士がいる
✅ 補助金の申請手続きをサポートしてくれる
「このメーカーの設備しか選べません」と言われると、希望する家が建てられないこともあるため、柔軟に対応できる工務店 を選ぶことがポイントです。
9. まとめ:GX補助金でより良い家を建てよう!
2025年のGX思考型住宅補助金 は、高性能な住宅を建てるための大きなチャンス です。
しかし、そのハードルは決して低くなく、省エネ基準を満たした住宅でなければ補助金を受けられません。
そのためにも、
✅ 補助金の基準を理解する
✅ 早めに工務店と相談する
✅ 省エネ設備を上手に取り入れる
ことが大切です。
これから家を建てる方は、ぜひこの補助金を活用し、より快適で高性能な住宅 を手に入れてください!
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また、齊藤建設は、高性能で省エネな家づくりをしています。
埼玉県鶴ヶ島市を中心に、南は朝霞市、北は深谷市まで広く活動していますので、
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それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!