【春のシロアリ注意報】飛ぶアリは要警戒!後悔しないための対策&チェックポイント

春のポカポカ陽気、気持ちも軽くなる季節ですよね。でも…「あれ?黒い羽アリが飛んでるな?」そんな光景を見かけたら、ちょっと注意が必要です。

そう、それ、シロアリの始まりかもしれません!

今回のコラムでは、春先から活発になるシロアリの特徴と、建築のプロが実践する防除・点検のポイントをわかりやすく解説します。

大切な住まいを守るために、ぜひ最後までお読みください!


目次

  1. 春先に飛ぶ「黒いアリ」の正体は?

  2. 飛んでくる=シロアリが“近くにいる”証拠

  3. 危険なのは巣と“コロニー”の存在

  4. シロアリの役割分担と行動パターン

  5. 被害を防ぐには?セルフ点検のコツ

  6. 薬剤処理の種類と使い方

  7. プロによる点検のすすめ

  8. 新築でも必要な「防蟻処理」とは?

  9. 悪徳業者に騙されないために

  10. 「見かけたら相談!」が家を守る第一歩


1. 春先に飛ぶ「黒いアリ」の正体は?

春、特に湿度が高くなる雨上がりの午後に突然現れる“黒い羽アリ”。これはシロアリの一種「有翅虫(ゆうしちゅう)」です。

見た目は普通のアリに似ているため見過ごしがちですが、新たな巣を作るために飛び立つ“女王・王アリ予備軍”なんです!

2. 飛んでくる=シロアリが“近くにいる”証拠

羽アリが飛ぶということは、どこか近くにシロアリのコロニーがあるというサイン。

よくあるのが、庭に放置した薪や古い木材の陰。こうした場所から、いつの間にか家屋へ侵入してしまうケースも。

3. 危険なのは巣と“コロニー”の存在

シロアリは地中に1〜2メートルも巣を張ることもあるため、見えなくても安心はできません。しかも構造材を食べることで住宅の強度を著しく損なうため、早期発見がカギになります。

4. シロアリの役割分担と行動パターン

飛ぶのは“営業部隊”。巣作りのための「拡散役」です。実際に木を食べるのは、白くて小さな働きアリ。

彼らは女王アリに餌を運ぶために木材を食べ続けます。その結果、柱や土台がズタボロに…。

5. 被害を防ぐには?セルフ点検のコツ

  • 羽アリを見かけた場所を記録

  • 庭や外構の木材をチェック

  • 建物の基礎や床下に異常がないか確認

  • 水気や湿気がたまる場所に要注意!

6. 薬剤処理の種類と使い方

  • 散布型(基礎周辺に直接まく)

  • 浸透型(木材にしみ込ませる)

  • ベイト工法(餌で巣ごと壊滅させる)

※ホームセンターでも購入可能ですが、床下などの施工はプロに相談を!

7. プロによる点検のすすめ

定期点検は5年ごとが目安。
点検費用はかかりますが、早期発見で補修費が抑えられることも。大事な我が家だからこそ、プロの目で確認してもらう安心感は大きいですよ。

8. 新築でも必要な「防蟻処理」とは?

建築基準法では、地面から1mの高さまで防蟻処理が義務付けられています。とはいえ、使われる薬剤は年々マイルドに。

効果は5年程度とされているため、やはり定期メンテナンスが重要です。

9. 悪徳業者に騙されないために

「シロアリがいました!」と突然来る訪問営業には要注意。

生きているアリを持参し、見せてくるケースも…。信頼できる建設会社やリフォーム業者に、自分から点検を依頼するのが一番安全です。

10. 「見かけたら相談!」が家を守る第一歩

羽アリを見かけたら、迷わず相談!
地元の建設会社やリフォーム店に「羽アリを見た」と伝えるだけでOK。点検後に、必要であれば見積もり→防除施工という流れが安心です。

 

春先の陽気な風に乗ってやってくる“羽アリ”。その正体がシロアリと知って、ゾッとした方も多いかもしれません。ですがご安心を。正しい知識と対策があれば、シロアリから家を守ることは十分に可能です。

最も大切なのは、「見つけたらすぐ相談すること」。特に、黒い羽アリを見たら、それはすでに近くに巣があるサイン。家の構造材が被害を受ける前に、プロに点検を依頼することで被害の拡大を防ぐことができます。

また、新築でも安心せず、5年ごとの点検をルーティーンにすること。最近では薬剤も安全性重視になっており、効果の持続年数が短くなっているため、「やって終わり」ではなく「定期メンテナンス」が重要です。

そして悪徳業者による被害も後を絶ちません。訪問営業には慎重に対応し、信頼できる建設会社へ自分から相談を。それが、住まいを守る一番の近道です。

羽アリを見かけたら、それは「住まいからのSOS」。どうか見逃さず、早めの行動を。大切な住まいと家族の安心のために、ぜひこの春、点検を考えてみてください!

【お知らせ】

 

このような住宅の最新情報や、省エネ住宅の実例などを発信しています。
ぜひYouTubeチャンネル登録をして、快適な住まいづくりにお役立てください。

また、齊藤建設は、高性能で省エネな家づくりをしています。

埼玉県鶴ヶ島市を中心に、南は朝霞市、北は深谷市まで広く活動していますので、

省エネ住宅に関するご相談がございましたらお気軽に株式会社齊藤建設までお問い合わせください!

 

👉 お問い合わせフォームはこちら

👉齊藤建設YouTube「まるよしチャンネル」はこちら

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

 

ZEHビルダー

齊藤建設は ZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

齊藤建設の ZEH普及実績と今後の目標

【新築】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は51%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は50%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は34%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は25%


【既存改修】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%

MENU
ページトップへ戻る