【固定資産税】この仕様は高くなる!?住宅仕様が税金に与えるリアルな影響とは?

今回はちょっと「専門外」だけど、家を建てたら絶対に関係してくる話固定資産税について、リアルな経験を交えてお話ししたいと思います!

「床暖房あると税金高くなるの?」
「外壁に漆喰使ったら贅沢扱い?」
そんな素朴な疑問を、家づくり経験者としての立場からザックリ解説していきます。


目次

  1. 固定資産税の基本構造って?

  2. 土地の価値 vs 建物の価値

  3. 「これは高くなる!」とウワサの仕様

  4. 床暖・漆喰・畳は贅沢扱い?

  5. 意外な盲点?屋根の形も関係アリ

  6. 見た目で判断される?“印象”の話

  7. 担当者次第で変わる!?都市伝説級のズレ

  8. 調整区域と市街化区域の違い

  9. 「安い=お得」とも限らない理由

  10. まとめ:固定資産税は「コントロール」できるのか?


1. 固定資産税の基本構造って?

固定資産税はざっくり言うと、土地と建物、それぞれの評価額にかかる税金です。
評価額 × 税率(原則1.4%)で算出され、年4回分納が一般的。

評価額の基準は地方自治体が持つ「固定資産評価基準」に基づいて決定されます。
ここでポイントなのが、「建物の仕様」によってその評価が上がる(=税額が増える)ことがあるという点です。


2. 土地の価値 vs 建物の価値

  • 市街化区域では都市計画税が加わる一方、インフラ整備が行き届いて評価が上がりやすい傾向。

  • 調整区域は土地評価は抑えられやすいが、下水ガスなどのインフラ整備を自費で行う必要があり、実は総コストはあまり変わらない場合もあります。

→ 鶴ヶ島・坂戸・川越ともに、エリア選びは税金+暮らしやすさ+インフラ費用のバランスがカギです。


3. 「これは高くなる!」とウワサの仕様

経験者&同業者の間で「これは確実に評価高くなるよね」と言われているのが、以下の仕様です:

  • 床暖房(全面、部分問わず)

  • 漆喰などの高級内装材

  • 畳敷きの部屋

  • 大壁(柱を見せない)工法

  • 複雑な屋根形状(入母屋など)

  • 大型洗面台・設備のグレードが高いもの

  • 第1種換気・熱交換システム

  • 太陽光パネル(条件により)

こういった「性能や意匠性の高さ=資産価値がある」と見なされるものは、税評価にも反映されやすいです。


4. 床暖・漆喰・畳は贅沢扱い?

例えば、床暖房。
フル暖房の家は、快適だけど固定資産税の加算要因になります。
同じく、漆喰などの自然素材の塗り壁も「高級建材」として評価アップ。

畳も意外ですが、贅沢品扱いになることもあります。洋室と比べると「コストが高い」と見られているようです。


5. 意外な盲点?屋根の形も関係アリ

屋根も「形がシンプルな方が安い」です。
最も安く評価されるのは片流れ屋根、逆に入母屋屋根のような複雑な構造は評価が高くなる傾向にあります。


6. 見た目で判断される?“印象”の話

これは半分冗談ですが、高級車が何台も並んでいたら警戒されるとか、明らかに豪華な外観だと印象で評価が上がるのでは?という話もちらほら…。

公式には否定されますが、調査員も人間です。人間の感情や先入観が評価に多少影響する可能性もゼロではないかもしれません。


7. 担当者次第で変わる!?都市伝説級のズレ

実際、調査員によって判断が異なることがあるというのは割と知られた話。
マニュアルがあっても「解釈」が微妙に違うことがあるため、同じ仕様でも地域や担当で税額が異なる可能性があります。


8. 調整区域と市街化区域の違い

調整区域は評価額が低くなりやすい反面、水道・下水・ガスなどインフラコストが高くつくことも多々あります。
「固定資産税が安いから得」と単純には言い切れないのが現実です。


9. 「安い=お得」とも限らない理由

経験から言えば、「評価を下げるために性能を犠牲にするのは本末転倒」。
むしろ、長期優良住宅や高性能仕様を選んだ方が、将来的な燃費・維持費・安心面でコスパは良いことも多いのです。


10. 地域情報を活かして“コントロールを少しでも

  • 税率は同じでも、評価額が変われば支払額は変わる。特に土地のエリア区分・用途・形状がカギ。

  • 3市とも制度面で大差はないが、建物仕様による税額への影響は結構大きい。

  • 長期優良住宅など減税制度を活用すれば、性能を諦めず税負担も抑えられる。

→ 地域特性を踏まえつつ、「評価の仕組み」と「制度活用」を理解して納得のいく選択をできると、将来の安心がさらに深まります。

 


最後に

土地の区分やインフラ状況によって、「“同じ仕様”でも税金の重さが変わる」ことを実感しています。
だからこそ、土地探しと家づくりは切り離せない関係。

地域ごとの違いや暮らしやすさを踏まえて、「未来に向けたトータルコストで選ぶ」ことが、地元ビルダーならではの提案の強みでもあります。

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2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%

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