今回は「建築業界の今」について、現場で感じている正直な現状をお届けします。
2025年現在、業界全体で職人不足や物価高騰、倒産増加といった「大波」が押し寄せています。
「家を建てたいけど、本当に今で大丈夫なの?」
「リフォームしたいけど、業者さんって信じていいの?」
そんな不安を持つ方に向けて、新築・リフォームどちらにも関わる“リスク”と“対策”をお伝えしていきます。
目次
1. いま建築現場で起きていること
2025年現在、建築業界では職人不足が深刻化。
大工さんや設備業者さんが足りないため、「基礎だけ打って放置」「上棟だけ済ませて放置」という現場も増えています。
2. 新築現場の“止まり”が増えている理由
「家が建つ気配がない」「半年以上足場のまま」──
これは珍しい話ではありません。職人が不足し、次の工程に進めない現場が多数存在しています。
3. 着工だけして放置?お金と工程の裏側
なぜ基礎や上棟だけ済ませるのか?
理由のひとつが資金繰り。
着工や上棟のタイミングで工務店はお客様から支払いを受けるため、「とりあえず進めて請求を出す」という形が生まれやすいのです。
4. 「倒産リスク」をどう見抜くか
現場が異様に止まっている、対応が遅い…
そんな時は「もしかして資金的に苦しいのでは?」と疑ってもいいかもしれません。
会社の体力=工事の安心度です。
事前に以下を確認しましょう:
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担当大工のスケジュールは?
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工期の明確な提示はあるか?
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トラブル時の対応体制は整っているか?
5. リフォームでも起きている“職人不足”
新築だけじゃない。リフォームも影響大です。
たとえば、電気配線の移設が間に合わず、壁が貼れない。
→ 工事が全ストップ
→ お風呂リフォーム中なら「いつまで銭湯…?」状態に
6. 白アリを「そっと閉じる」現場の怖い話
お風呂の解体中、白アリを見つけたとします。
普通なら大工さんを呼んで補修すべきところですが…
【人手が足りない】→【補修できない】→【“見なかったこと”に】
…なんてことも実際にあるんです。
だからこそ、「何かあった時どうするか?」を事前に話し合っておくことが必須です。
7. 工事の遅延・対応力を見極めるコツ
契約前に確認すべきポイントは以下の通りです。
✅ 工事のスケジュールは明確か
✅ 途中変更・遅延時の対処方法は?
✅ 白アリ・構造不具合など「見えないリスク」に対応できる人材がいるか
8. 質問力=お客様を守る“最強の武器”
家づくりで一番大事なのは「質問力」かもしれません。
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「白アリ出たらどうしますか?」
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「工期が伸びたらどう対応されますか?」
この一言で、対応力・誠実さが一発で分かります。
9. 信頼できる会社の共通点とは
信頼できる会社には、こんな共通点があります。
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若手スタッフが育っている
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施工事例がしっかり公開されている
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設計士や大工と直接やり取りができる
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打ち合わせで「リスク話」を避けない
10. まとめ:今だからこそ「丁寧な対話」が必要
建設業界が厳しい今だからこそ、「安心して暮らす家」を実現するには、
「契約前の丁寧な対話」
「会社と現場の信頼関係」
この2つが何より大切です。
焦らず、比べて、聞いてみてください。
そして、“リスクのある話もちゃんと話してくれる会社”を選んでください。
最後に
今後もこういった【暮らしを守る知識】をどんどん発信していきます!
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また、齊藤建設は、高性能で省エネな家づくりをしています。
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それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!