🌏 あなたの家が“救助の障害”にならないために考えるべきこと
“災害時の障害”にならない家をつくること——
それは単なる安心ではなく、地域の命を守る責任でもあります。
今回は、埼玉で見落とされがちな地震リスクや、今こそ取り組むべき備えについてお伝えします。
目次
1. 埼玉にもある!見落としがちな断層の存在
埼玉県には、深谷断層・立川断層といった、見逃されがちな活断層が存在します。
特に深谷断層は群馬の前橋から県南東部へと伸び、活発な地震活動が想定されています。
これらの断層の存在は、建築基準法以上に地域密着の視点から土地選び・家づくりに影響を与えます。
2. 液状化のリスクが高い地域とは?
埼玉県は東部・南部の荒川や中川低地が“液状化リスク高”とされています。
川越市内も、50mメッシュ単位で液状化の危険度が高い場所が広がっており、川越市や鶴ヶ島市周辺の住宅地ではリスク把握が必須です。
3. 家づくりと土地探し、どちらが大事?
「どんな家を建てるか」と同じくらい大切なのが「どこに建てるか」。
不動産情報だけでは分からない地盤の強さやハザードマップの確認は、必ず専門家の目線を取り入れましょう。
建築士や工務店と一緒に土地選びを行うことで、安心感が段違いに変わります。
4. 見た目だけでは分からない“沼地の名残”
美しく整備された街でも、その土地がかつて何だったのかは一目では分かりません。
沼や田んぼを埋め立てて造成した土地は、表面が固く見えても内部は緩く、水分を多く含む地盤であることが多いです。
学校のグラウンドがすぐに水たまりになる…それも“名残”の一つかもしれません。
5. 耐震性の数字だけに頼ってはいけない理由
市町村が発表する「耐震化率90%以上」といった数字の多くは、公共施設の話です。個人住宅は含まれていないケースがほとんど。
「うちは新しいから大丈夫」と思っていても、構造バランスの悪い家は想像以上に倒壊リスクを抱えています。
6. 20年前の家でも“今”危ないことがある
築20年の家でも、現行法に基づいた耐震診断をしてみると「倒壊の可能性あり」と判定されることもあります。
これは当時の基準が緩かったというより、構造バランスや施工精度に問題がある場合もあるためです。リフォームや耐震診断は、“もしも”のための重要な手段です。
7. 避難経路をふさがない家づくりとは
災害時、古い家が倒壊して道路を塞ぎ、避難経路が確保できなくなるケースが後を絶ちません。
“家族を守るための家”が、逆に“他人の命を奪う障害物”になってしまうこともあるのです。家の耐震性は、地域の安全にも直結する責任なのです。
8. “建て替え”と“リフォーム”の判断基準
すべての家がすぐに建て替える必要があるわけではありません。
まずは簡易な耐震診断から始めて、「リフォームで耐震強化できるか」を判断することも可能です。
信頼できる専門家と一緒に「家の未来」を設計していきましょう。
9. 地域と共に守るための家の責任
家は家族を守るためにあるものですが、同時に地域の一員として災害時に“害”を生まない存在でなければなりません。
それは、家を建てる私たち工務店の責任であり、住む方一人ひとりの選択の結果でもあります。
10. 最後に伝えたい「今、考えるべきこと」
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埼玉にも活断層は存在する
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液状化地域である川越・鶴ヶ島エリアのリスク
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20年前の家でも今は不十分な耐震性能がある可能性
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避難や救助を妨げない設計が必要
今から行動すれば、「見えない安心」を手にできます。
耐震診断・地盤調査・土地選びなど、いつでもご相談ください。
家族と地域をつなぐ“安全と安心の家”を、共につくり上げましょう。
まとめ:平常時にしかできない備えがある
「地震が起こるかもしれない」
それはもう誰もが分かっていることです。
けれども、その“分かっている”を“行動”に移せるかどうかで、災害時の命の明暗が分かれることもあるのです。
レイクタウンのように整備された美しい街も、かつては沼地であったことを思い出すと、見た目だけでは分からないリスクがいかに多いかを痛感します。
そして、家の構造もまた見た目だけではなく、しっかりとした計算と施工が求められる世界です。
私たち工務店ができることは、お客様一人ひとりの暮らしを「見えない安心」で支えること。
土地探しから設計、施工まで。全ての工程で“災害に強い家”をつくる意識を徹底しなければ、地域の未来は守れません。
「今この時」に動けるかどうか。
備えは、今日この瞬間から始められます。
☑ 耐震診断や地盤調査のご相談はいつでもどうぞ。
☑ コメント欄やLINE公式からのお問い合わせもお待ちしています。
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