【埼玉の地震リスクと家づくり】 〜平常時こそ備えるべき理由〜

🌏 あなたの家が“救助の障害”にならないために考えるべきこと

“災害時の障害”にならない家をつくること——
それは単なる安心ではなく、地域の命を守る責任でもあります。
今回は、埼玉で見落とされがちな地震リスクや、今こそ取り組むべき備えについてお伝えします。

 目次

  1. 埼玉にもある!見落としがちな断層の存在

  2. 液状化のリスクが高い地域とは?

  3. 家づくりと土地探し、どちらが大事?

  4. 見た目だけでは分からない“沼地の名残”

  5. 耐震性の数字だけに頼ってはいけない理由

  6. 20年前の家でも“今”危ないことがある

  7. 避難経路をふさがない家づくりとは

  8. “建て替え”と“リフォーム”の判断基準

  9. 地域と共に守るための家の責任

  10. 最後に伝えたい「今、考えるべきこと」

1. 埼玉にもある!見落としがちな断層の存在

埼玉県には、深谷断層・立川断層といった、見逃されがちな活断層が存在します。

特に深谷断層は群馬の前橋から県南東部へと伸び、活発な地震活動が想定されています。
これらの断層の存在は、建築基準法以上に地域密着の視点から土地選び・家づくりに影響を与えます。

2. 液状化のリスクが高い地域とは?

埼玉県は東部・南部の荒川や中川低地が“液状化リスク高”とされています。
川越市内も、50mメッシュ単位で液状化の危険度が高い場所が広がっており、川越市や鶴ヶ島市周辺の住宅地ではリスク把握が必須です。

 

3. 家づくりと土地探し、どちらが大事?

「どんな家を建てるか」と同じくらい大切なのが「どこに建てるか」。
不動産情報だけでは分からない地盤の強さやハザードマップの確認は、必ず専門家の目線を取り入れましょう。

建築士や工務店と一緒に土地選びを行うことで、安心感が段違いに変わります。

4. 見た目だけでは分からない“沼地の名残”

美しく整備された街でも、その土地がかつて何だったのかは一目では分かりません。
沼や田んぼを埋め立てて造成した土地は、表面が固く見えても内部は緩く、水分を多く含む地盤であることが多いです。
学校のグラウンドがすぐに水たまりになる…それも“名残”の一つかもしれません。

5. 耐震性の数字だけに頼ってはいけない理由

市町村が発表する「耐震化率90%以上」といった数字の多くは、公共施設の話です。個人住宅は含まれていないケースがほとんど。
「うちは新しいから大丈夫」と思っていても、構造バランスの悪い家は想像以上に倒壊リスクを抱えています。

6. 20年前の家でも“今”危ないことがある

築20年の家でも、現行法に基づいた耐震診断をしてみると「倒壊の可能性あり」と判定されることもあります。
これは当時の基準が緩かったというより、構造バランスや施工精度に問題がある場合もあるためです。リフォームや耐震診断は、“もしも”のための重要な手段です。

7. 避難経路をふさがない家づくりとは

災害時、古い家が倒壊して道路を塞ぎ、避難経路が確保できなくなるケースが後を絶ちません。
“家族を守るための家”が、逆に“他人の命を奪う障害物”になってしまうこともあるのです。家の耐震性は、地域の安全にも直結する責任なのです。

8. “建て替え”と“リフォーム”の判断基準

すべての家がすぐに建て替える必要があるわけではありません。
まずは簡易な耐震診断から始めて、「リフォームで耐震強化できるか」を判断することも可能です。
信頼できる専門家と一緒に「家の未来」を設計していきましょう。

9. 地域と共に守るための家の責任

家は家族を守るためにあるものですが、同時に地域の一員として災害時に“害”を生まない存在でなければなりません。
それは、家を建てる私たち工務店の責任であり、住む方一人ひとりの選択の結果でもあります。

10. 最後に伝えたい「今、考えるべきこと」

  • 埼玉にも活断層は存在する

  • 液状化地域である川越・鶴ヶ島エリアのリスク

  • 20年前の家でも今は不十分な耐震性能がある可能性

  • 避難や救助を妨げない設計が必要

今から行動すれば、「見えない安心」を手にできます。
耐震診断・地盤調査・土地選びなど、いつでもご相談ください。
家族と地域をつなぐ“安全と安心の家”を、共につくり上げましょう。

まとめ:平常時にしかできない備えがある

「地震が起こるかもしれない」
それはもう誰もが分かっていることです。
けれども、その“分かっている”を“行動”に移せるかどうかで、災害時の命の明暗が分かれることもあるのです。

レイクタウンのように整備された美しい街も、かつては沼地であったことを思い出すと、見た目だけでは分からないリスクがいかに多いかを痛感します。
そして、家の構造もまた見た目だけではなく、しっかりとした計算と施工が求められる世界です。

私たち工務店ができることは、お客様一人ひとりの暮らしを「見えない安心」で支えること。
土地探しから設計、施工まで。全ての工程で“災害に強い家”をつくる意識を徹底しなければ、地域の未来は守れません。

「今この時」に動けるかどうか。
備えは、今日この瞬間から始められます。

☑ 耐震診断や地盤調査のご相談はいつでもどうぞ。
☑ コメント欄やLINE公式からのお問い合わせもお待ちしています。

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