目次
1. 住宅ローンの大前提とは?
ローン選びのスタート地点は、「自分の人生に合った借り方」。
これは家づくりを考える人が必ず直面する問いです。
川越市には埼玉県住宅供給公社の相談窓口があり、メガバンク・地銀・信金・ネット銀行・フラット35まで、多様な選択が可能です
2. 家づくりにおける「順番」の重要性
多くの人が「どんな家にしよう?」と夢を膨らませてからお金の話に入りますが、本来は逆。
まず「どれくらいのお金をかけられるのか?」を明確にしないと、理想だけが膨らんで破綻します。
3. 年収530万円で月15万円返済の危険性
年収530万円で月15万円(年間180万円)の住宅ローンを返済するというのは、手取りの半分近くを住宅に充てる生活。
これは「なんとかなる」で進めてしまうと、将来の教育費や老後資金が完全に破綻します。
4. ライフプランシミュレーションが教えてくれる現実
ファイナンシャルプランナーが作成したシミュレーションでは、
「最初はなんとかなるけど、教育費がピークになる50代で赤字→老後は破綻寸前」がよくあるパターン。
※ネットでも簡易シミュレーションは可能ですが、信頼できるFP(ファイナンシャルプランナー)による実施をおすすめします。
5. 「赤字人生」にならないための視点とは
自己破産の原因は、「借りすぎ」よりも「見通しの甘さ」。
将来を見越して、貯蓄できる余裕をローンに組み込むべきです。
6. 賢い制度活用術①:住宅ローン控除
住宅ローン減税は「戻ってくる税金」。
これをただの「お小遣い」として使うのではなく、長期資産形成の原資として活用することで老後の不安が減ります。
7. 賢い制度活用術②:児童手当とNISA
児童手当も、教育資金にまるっと消えてしまう前に投資に回して増やすことも可能です。
NISAなどを活用して「お金に働いてもらう仕組み」を持つことは、これからの時代の常識になっていくでしょう。
8. 自営業者はどうすべきか?
自営業の方は、住宅ローンの審査が特に厳しい現実があります。
年収を下げて節税するのも一つの戦略ですが、家を買いたいなら2~3年計画で年収を500万円以上に整えることが必要です。
→ フラット35は1年の所得で審査されるため、比較的通りやすいという特性もあります。
9. 住宅ローンの「借入先」の選び方
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メガバンク:冷たいが金利は安い、でも情状酌量なし
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地銀・信金:金利はやや高いが相談しやすい
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ネット銀行:金利は安いが条件はシビア、土地や物件によってはNG
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フラット35:年収より「物件の価値」で審査される、個人事業主向き
10. 豊かな人生を送るために「家」を建てるという本質
「お金を借りられる額」=「借りていい額」ではありません。
本当に大切なのは、その家があなたの人生を豊かにするかどうか。
ローンの返済に追われて、子供の教育費や老後の資金に困るような家づくりでは、本末転倒です。
住宅ローンというのは、単に「お金を借りて家を建てる仕組み」ではありません。
人生そのものの設計図を左右する要素です。年収が530万円あるからといって、月15万円返済のローンが安全とは限りません。
教育費、老後資金、急な病気や収入減…人生には予想外の出来事がつきものです。
だからこそ、ファイナンシャルプランナーによるライフプランの作成と、借入先の正しい選定が不可欠なのです。
また、自営業者の方は住宅ローン審査の壁が高いため、早期の準備と戦略が成功のカギ。
フラット35の活用や、収入申告の見直し、そして制度の活用を含めた長期視点での家づくりが必要です。
家は「お金のために生きる人生」を始めるためのものではなく、「豊かな暮らしを支える舞台」です。
その本質を見失わずに、しっかりとした準備をして進めていただきたいと、心から願っています。
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