【火災から暮らしを守る】“もしも”が“いつか”にならないために今できること

  1. 火災は「他人事」ではない

  2. IH調理器も“安全ではない”?最新設備の落とし穴

  3. 暖房器具の使い方ひとつで命運が分かれる

  4. 隣の空き家が火元になるリスク

  5. 地域防災力があなたの家を守る

  6. 火災保険と保障、知らずに“抜けている”ことも

  7. 思い出が消えるということ

  8. ご近所トラブルは“火”で一変する

  9. 自分でできる備えを増やす

  10. かけがえのない信頼を守るために

1. 火災は「他人事」ではない

火災と聞くと、どこか遠い世界の話に感じるかもしれません。

でも実際には、毎年日本全国で発生する住宅火災の約6割が「一般家庭」から出火しています。

川越市・坂戸市・鶴ヶ島市といった地域でも、ニュースにならなくとも毎年数件の火災が発生しており、「うちは大丈夫」では済まされない時代になってきました。

火事は一瞬で家を奪います。でもそれ以上に奪われるのが、思い出、信頼、ご近所とのつながり。そして、一度失ったものは、二度と元には戻りません。

だからこそ、火災に対する「知識」と「備え」を、今こそ見直す必要があるのです。

2. IH調理器も“安全ではない”?最新設備の落とし穴

「うちはIHだから火災の心配はない」という声をよく耳にします。

確かに、火を使わないためガスに比べて火元のリスクは低いとされていますが、「100%安全」ではありません。

実際に、IHヒーターの上に誤って可燃物を置いてしまい、発火した事例もあります。

特に注意が必要なのは、調理中に電話に出たり、宅配を受けたりして無意識に“スイッチを切り忘れる”ケース

さらに、高齢のご家庭では「使い方が分かりにくい」と誤操作の危険もあるため、家族で確認する機会を持つことが大切です。

3. 暖房器具の使い方ひとつで命運が分かれる

寒さの厳しい季節、頼りたくなるのがストーブやファンヒーターなどの暖房器具。ですが、火災発生原因として毎年上位に挙がるのが「暖房器具の不適切な使用」です。

たとえば、洗濯物をストーブの前に干していたら……。電気ストーブの前に燃えやすいカーテンがあったら……。どれもよくある光景ですが、少しの油断で一気に火が回ります

川越や坂戸、鶴ヶ島のように一戸建て住宅が多い地域では、暖房器具による火事が広がりやすい構造もあるため、特に注意が必要です。

4. 隣の空き家が火元になるリスク

「自分の家は気をつけてるから大丈夫」と思っていても、隣家が火元となれば関係ありません。特に最近増えているのが、空き家火災のリスクです。

管理されていない空き家には、落ち葉や紙くずなどの可燃物がたまりやすく、不審火や放火のリスクも高いと言われています。

しかも誰も住んでいないため、火災の発見や通報が遅れる傾向にあります。

坂戸市や鶴ヶ島市では、少子高齢化によって空き家率がじわじわと上昇中。空き家の周囲にお住まいの方こそ、自治体や近隣と連携して「火の入り口」を防ぐことが必要です。

 

5. 地域防災力があなたの家を守る

災害時に最後に頼れるのは、「地域のつながり」です。火災もその例外ではありません。

たとえば、鶴ヶ島市では自治会主導での自主防災訓練が行われており、地域一体で消火器の位置や避難経路を確認しています。

こうした取り組みは、いざというときの初期消火・通報の早さに直結します。

自分の家の対策はもちろん大切。でも、地域で守る意識が広がれば、被害の連鎖を防げるのです。

6. 火災保険と保障、知らずに“抜けている”ことも

万が一火災が起きたとき、経済的な支えとなるのが火災保険。
ただし、内容をきちんと把握していないと、「カバーされていない損害」が発生してしまう可能性もあります。

たとえば、延焼で隣家に損害を与えてしまった場合、自分の火災保険ではカバーできないこともあります。その際に必要なのが「個人賠償責任保険」の特約。

川越市・坂戸市・鶴ヶ島市にお住まいの方で、築年数が長くリフォーム歴のある方は、加入時の内容が今の生活とズレていないか、一度確認してみることをおすすめします。

7. 思い出が消えるということ

火災で失われるものは、建物や家財道具だけではありません。

家族の思い出、大切な写真、長年使ってきた家具や道具など、替えのきかないものこそ失われやすいのです。

特に地域に根づいて何十年も暮らしてきた家では、その“重み”は計り知れません。

坂戸市で60年以上住まわれたご高齢の方が、火災後「アルバムがなくなったのが一番つらい」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

モノとして残らなくても、「火事にならなかった」という事実が、何よりも大切な記憶になります。

8. ご近所トラブルは“火”で一変する

火事の怖いところは、「自分のミスが他人に被害を与えてしまう」ことです。
火が隣家に燃え移れば、たった数分で人生が変わるようなトラブルになってしまいます。

川越や鶴ヶ島のような密集住宅地では、1軒の火災が連鎖して2軒、3軒と延焼するケースも考えられます。

「失火責任法」により、故意や重大な過失がなければ法的な責任を負わないケースもありますが、信頼関係は壊れてしまう

そうなる前に、火の元を絶つ習慣を身につけましょう。

9. 自分でできる備えを増やす

防災というと「備蓄」「避難袋」などを思い浮かべがちですが、火災に関しても自分でできる備えはたくさんあります

たとえば:

  • 消火器の設置と定期点検

  • IHやストーブの周囲に可燃物を置かない

  • 空き家や納屋の整理整頓

  • ブレーカーの位置を家族で確認しておく

  • 火災報知器の設置と作動確認

これらはすべて、明日から始められる“守る行動”です。特別な道具や費用がかからなくても、できることはたくさんあります。

10. かけがえのない信頼を守るために

火災で失われるものの中で、もっとも回復しづらいのが“信頼”かもしれません。

「お隣さんの火事がきっかけで引っ越すことになった」「自治会の関係がギクシャクしてしまった」……そんな話は決して珍しくありません。

地域で長く暮らしていくには、顔の見える関係と日々の気遣いが不可欠です。そしてその基盤となるのが、火の始末・日常の備えです。

火災から守るということは、単に家を守ることではなく、家族の信頼、ご近所の絆、地域とのつながりを守ることなのです。

まとめ

火災というのは、特別な誰かにだけ起こるものではありません。
ほんの些細な油断や「これくらい大丈夫」という気持ちが、一瞬にして大切な日常を奪ってしまうことがあります。

ここ川越市・坂戸市・鶴ヶ島市といった、住宅密集地と空き家が入り混じる地域では、火災のリスクがより高まっているのが現実です。
特に、古くからの木造住宅が多いエリアでは、ひとたび火が出れば被害が拡大しやすい傾向があります。

でも、だからこそ、私たちにできることもたくさんあります。

  • IHコンロの使い方や日頃の点検を見直す

  • ストーブやヒーターの周りに物を置かない習慣をつける

  • 空き家に目を配り、異変に気づいたら地域で共有する

  • 地域の防災訓練に参加して、顔の見える関係を築く

  • 火災保険の補償内容を一度確認しておく

こうした小さな行動の積み重ねが、
「自分の家」だけでなく、「家族」や「地域」を守る力になります。

本当に怖いのは、家が燃えることではなく、失った後に気づく“かけがえのないもの”の存在
何も起きていない今だからこそ、少し立ち止まり、
「うちは大丈夫だろうか?」と、見つめ直す時間を持ってみてください。

 

【お知らせ】

 

このような住宅の最新情報や、省エネ住宅の実例などを発信しています。
ぜひYouTubeチャンネル登録をして、快適な住まいづくりにお役立てください。

今回ご紹介した省エネ設計の住宅は、齊藤建設で建てることができます。

埼玉県鶴ヶ島市を中心に、南は朝霞市、北は深谷市まで広く活動していますので、

省エネ住宅に関するご相談がございましたらお気軽に株式会社齊藤建設までお問い合わせください!

 

👉 お問い合わせフォームはこちら

👉齊藤建設YouTube「まるよしチャンネル」はこちら

それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

 

ZEHビルダー

齊藤建設は ZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

齊藤建設の ZEH普及実績と今後の目標

【新築】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は51%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は50%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は34%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は25%


【既存改修】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%

MENU
ページトップへ戻る