「建物の寿命は、外壁のメンテナンス次第」
この言葉には、長年この地域で木造住宅と向き合ってきた私たち齊藤建設の想いが込められています。
今回は、鶴ヶ島市のあるお宅にて実施した外部改修工事の記録を通じて、住まいの内側で静かに進行する劣化と、それにどう向き合っていくかをお伝えします。
私たちがこの地で家づくりに携わる理由──それは、「長く安心して暮らせる家」を一棟一棟、丁寧に守り続けたいからです。
目次
1. 齊藤建設の理念と地域への想い
齊藤建設は、鶴ヶ島市を中心に、川越、坂戸、そして東上線沿線エリアで多くの木造住宅を手がけてまいりました。
「長く安心して住める家をつくる」こと、そして「ご家族の健康を守ること」が、私たちの仕事の原点です。
地元の気候や風土を熟知しているからこそできる提案、住まいの些細な変化に気づける目。
これらを活かしながら、常に「自分の家だったらどうするか?」という視点で、工事に取り組んでいます。
2. 着工前の状況と問題点
外壁には色あせや雨染みが見られ、長年の風雨にさらされた劣化が進んでいました。
一見すると大きな問題には見えなくても、私たちは「見た目の変化」の裏にある「構造的な変化」にこそ注目します。
3. 打診検査で見えた内部劣化
手で外壁を叩く打診検査を行い、内部の浮きや腐食箇所を特定しました。
目視では分からない部分でも、音と感触が不具合のサインを教えてくれます。
4. 外壁の裏側で起きていたこと
特に劣化が進んでいた箇所では、胴縁が完全に腐食し、下に落ちてしまっていました。
こうした見えない部分の傷みは、時間とともに住まい全体の耐久性に影響してしまいます。
5. 雨漏りの原因とその背景
主な原因は、施工当時の小さな見落とし──浮いた釘、そして透湿防水シートの未処理。
小さな不備が、数年後に大きな雨漏りを招くことがあるのです。
6. 地元気候に合わせた補修の工夫
埼玉県西部、特に鶴ヶ島・川越・坂戸エリアでは、夏の高温多湿、冬の乾燥が住宅にとって厳しい条件となります。
私たちは、地域特有の気候をふまえた施工で、より長く安心して暮らせる補修を心がけています。
7. 外壁材と塗装の選定ポイント
外壁には、白を基調とした新しいサイディング材を使用し、シーラー・下塗り・上塗りの三層で丁寧に塗装。
塗料も耐候性を重視し、将来的な色あせや剥がれに強いものを選定しています。
8. コーキングと細部へのこだわり
サッシ周りや接合部など、水が侵入しやすい箇所は特に念入りに施工。
既存のコーキングは全て除去し、新しく打ち直しました。見えにくい細部ほど、家を守るうえで大切な工程です。
9. ご家族の健康を守る防水処理
水の侵入は、カビやダニの原因にもなり、ご家族の健康に直結します。
私たちは、「構造体を守ること=人を守ること」と考え、防水・防腐・防蟻処理を徹底しています。
10. 地域とともに歩むこれからの住まい守り
東上線沿線のまちは、家族で暮らすのにちょうどいい静けさと、生活の便利さが両立する地域です。
だからこそ、この土地に根ざした私たちが、家を守り続ける責任を持たねばと思っています。
地域密着だからこそ、見えるものがある
工事完了後、お客様からこんなお言葉をいただきました。
「他の塗装屋さんに頼んでいたら、きっと内部の腐りまでは見ずに、表面だけ塗装して終わっていたと思います。
でも、齊藤建設さんにお願いしたことで、しっかりと現状を見てもらい、必要な補強までしてもらえました。
本当に安心できました。また何かあったら、お願いしますね。」
私たちにとって、こうした声をいただけることが何よりの励みです。
今回の工事では、見えない劣化が確かに存在しており、その影響を最小限にとどめるための対処が求められました。
釘1本、テープ1枚の扱いが、数年後の住まいの健康に直結するという事実は、職人として改めて背筋が伸びる思いです。
私たち齊藤建設は、鶴ヶ島・坂戸・川越といった東上線沿線エリアで生まれ育った工務店です。
だからこそ、この地域の家を守ることに誇りを持ち、「自分の家族がここに住むとしたらどうするか」を常に心に置いて施工しています。
そして私たちの願いはただひとつ。「お客様が、長く・安心して・健康に暮らせること」
これからも一棟一棟のご縁に感謝しながら、地域の住まいを守る存在でありたいと願っています。
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