【要注意】空き家を放置してはいけない理由10選|あなたの家、大丈夫ですか?

今回は、いま埼玉県内でも急速に深刻化している「空き家問題についてお話しします。

最近、川越市・坂戸市・鶴ヶ島市などの郊外や団地エリアでは、
親御さんの家や親族の家が、使われないまま何年も放置されているケースが目立つようになってきました。

街の一角に、誰も住まなくなった家がポツポツと増え、
時には雑草が生い茂り、郵便物が溢れ、まるでゴーストタウンのような景色に…。

「うちはまだ大丈夫」と思っていても、
ある日突然、台風で屋根が飛び、雨漏りが始まり、近隣からクレームが…なんてことも珍しくありません。

 


目次

  1. 軒天の破損 → 屋根が吹き飛ぶ危険

  2. モルタル外壁の剥落 → 隣家への被害

  3. 配管破裂 → 放置中の「噴水事故」

  4. 雨漏り → 建物の腐朽・落とし穴リスク

  5. 雨漏り×シロアリ → 家が崩壊するルート

  6. 空き家への不法侵入・放火のリスク

  7. 地震や台風時の倒壊 → 賠償問題に発展

  8. 庭の草木のジャングル化 → クレーム増加

  9. 相続放置 → 急な請求とトラブル発生

  10. 「誰か住んでくれれば…」という新たな発想


1. 軒天の破損 → 屋根が吹き飛ぶ危険

まず最初にお伝えしたいのが、「軒天(のきてん)」の危険性です。
これは屋根の下にある張り出し部分の裏側ですが、空き家になると風雨にさらされ、破れたり板が剥がれたりします。

すると、そこから風が吹き込み、屋根が持ち上げられてしまうことも。テレビで見る台風被害は、実はここから始まっているケースが少なくありません。

このように小さな破損が大きな被害につながり、周囲の家や人に損害を与える可能性があります。


2. モルタル外壁の剥落 → 隣家への被害

築40年以上の家で多いのが、モルタル壁の剥落。
壁の内部に打たれた木材やラス網(鉄網)が錆びたり腐ったりして、外壁が浮き始め、やがて剥がれ落ちてしまうのです。

そのまま落下すれば、隣家の車や人への被害にもつながりかねません。劣化した外壁は「見た目」以上に危険なんです。


3. 配管破裂 → 放置中の「噴水事故」

昔の空き家では鉄管の水道配管が使われていることが多く、使用しないことで急激に錆が進行します。
冬場に水が凍結して膨張し、午後になって氷が溶けると突然“噴水”のように水が吹き出すことも。

元栓を閉めていない空き家は、近隣への浸水被害や水道料金トラブルにもなり得ます。


4. 雨漏り → 建物の腐朽・落とし穴リスク

住んでいれば気づける雨漏りも、空き家では誰も気づかないまま進行します。
上階の床に水が溜まり、下階へ流れ込む…ということが繰り返されると、床が腐って抜け落ちてしまうこともあります。

誰かが家に入った時に「落とし穴」のように抜ける危険もあり、非常に危険な状態です。


5. 雨漏り×シロアリ → 家が崩壊するルート

さらに雨漏りによって湿った木材に、シロアリが集まってくることも。
彼らは水分のある場所を好み、雨水のルートを辿るように柱へ侵入し、わずか数年で家の構造をボロボロにしてしまうのです。

ここまで進行すると、もう修復は不可能。解体・更地化しか選択肢がなくなります


6. 空き家への不法侵入・放火のリスク

人の出入りがない家は、不審者にとって“都合のいい場所”です。
放火や不法占拠など、犯罪の温床にもなりやすく、地域の治安にも悪影響を与えます。

放置された空き家は、自分の問題だけではなく地域全体の問題になってしまうのです。


7. 地震や台風時の倒壊 → 賠償問題に発展

空き家が老朽化し、地震や強風で倒壊すると、隣接する家や車、人に被害を与える可能性があります。
この場合、所有者に損害賠償責任が問われるケースも多く、「誰も住んでないから大丈夫」では済まされません


8. 庭の草木のジャングル化 → クレーム増加

建物だけでなく、敷地全体にもリスクは広がります。
雑草や木が伸び放題になり、視界を遮ったり、害虫やヘビの発生源になったりして、近隣からのクレームにつながります。

実際に、草木によって通行の妨げになるケースも。


9. 相続放置 → 急な請求とトラブル発生

空き家の所有者が亡くなったあと、相続手続きを放置したままになっているケースも非常に多く見受けられます。
そして放置されている間にトラブルが発生し、突然、身に覚えのない修繕費や損害賠償を請求されることも…。

自分が持っているつもりがなくても、法律上は“管理責任”が生じていることがあります。


10. 「誰か住んでくれれば…」という新たな発想

少し視点を変えてみましょう。
もし、空き家がまだ住める状態であれば、誰かに住んでもらうことで家も地域も生き返る可能性があります。

たとえば、「家賃いらないから管理してくれればOK」といったマッチングも、最近では自治体や民間でも広がり始めています。


空き家は、ただ「人が住んでいないだけの家」ではありません。
時間とともに劣化が進み、建物そのものが“凶器”や“リスク”になってしまうこともあるのです。

– 屋根が飛ぶ
– 配管が破裂する
– 犯罪の温床になる
– 隣家に損害を与える

…こういったリスクは、何もしないで放置しておくことで確実に進行してしまいます

そして恐ろしいのは、こうした事態がある日突然、やってくるということ。
「まさかうちが…」が、現実になります。

だからこそ、

  • 所有する空き家の状態を今一度チェックする

  • 相続関係を事前に整理しておく

  • 利活用の可能性を探ってみる

これらのアクションを、今このタイミングでぜひ始めてみてください。
放置された空き家は、周囲の迷惑にもなりますし、大切な家族に迷惑をかける可能性すらあります。

「売る」「貸す」「譲る」「取り壊す」など、方法はいくつもあります。
まずは、信頼できる地元の工務店に相談してみることをおすすめします。

私たち斎藤建設でも、空き家の管理や修繕のご相談をお受けしております。
お気軽にご相談くださいね。

【お知らせ】

 

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今回ご紹介した省エネ設計の住宅は、齊藤建設で建てることができます。

埼玉県鶴ヶ島市を中心に、南は朝霞市、北は深谷市まで広く活動していますので、

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それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!

 

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齊藤建設は ZEHの普及に努めています!

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齊藤建設の ZEH普及実績と今後の目標

【新築】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は51%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は50%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は34%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は25%


【既存改修】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%

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