1. 地鎮祭とは何か?簡単に言うと…
こんにちは。埼玉県鶴ヶ島市の斎藤建設です。
今回は「地鎮祭(じちんさい)」についてお話しします。
地鎮祭とは…
「これから家を建てる土地にいる“神様”へ、敬意と感謝を伝える儀式」です。
「この場所をお借りします。安全に家が建ち、家族が幸せに暮らせますように」
そんな想いを込めて、神主さんにお願いして行う儀式です。
2. やらない人もいる?宗教・価値観と地鎮祭
実際には、地鎮祭を行わない方もいらっしゃいます。
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「神様とか信じてないし…」
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「宗教的なことには距離を置きたい」
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「予算やスケジュールの都合でやらない」
もちろんそれも一つの価値観。私たち工務店としても、強制するものではありません。
ただ、何百棟という家づくりに携わってきた経験から言わせていただくと…
🧘♂️「やってよかった」という声が圧倒的に多いです。
3. 地鎮祭の流れと“地域の神主さん”の存在
地鎮祭は、建設地を管轄する神社の神主さんに依頼します。
これは実は“地域ごとに担当神社がある”という、日本らしい仕組みなんです。
例:埼玉県鶴ヶ島市のあるエリアでは〇〇神社さんが担当、というように。
地鎮祭の準備の流れ
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神主さんへ日程の相談
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準備する物品の確認(お供え物・しめ縄・塩・米など)
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当日、敷地で儀式
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「鎮め物」を地中に埋めて終了
「鎮め物」は、建物の中央や神棚の下などに土地の災いを抑える目的で埋めるものです。
4. 地鎮祭を通して感じる「気持ちの引き締まり」
地鎮祭は、ただの儀式ではありません。
家づくりのスタートラインに立ったと実感できる“節目”なんです。
「よし、これから始まるぞ!」
「家族を守っていくんだ!」
「無事に建ちますように」
神様がいるかいないか…ではなく、
“自分自身との約束”を交わす瞬間なのかもしれません。
私たち大工・工務店も、あの瞬間に気が引き締まります。
5. 宗教が違う場合はどうするの?
実は過去にはキリスト教のご家庭の地鎮祭(着工式)も経験しました。
その時は、
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教会の牧師さんに依頼
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聖書の一節を読み上げ
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敷地を家族で囲みながら祈る
という形で、“感謝の気持ち”を表す場として実施されました。
大切なのは形式ではなく、「暮らしの始まりに感謝する心」なのだと、改めて感じました。
6. 神棚や仏壇はどう考えるべき?家づくりとの関係性
最近では、
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仏壇を置かないご家庭
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神棚を設置しないご家庭
も増えてきています。
ですが、「設けたい」と希望される方には、
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どこに配置するか(北・西を避けるなど)
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2階の下を避ける
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明るい方向を向ける
など、設計時点から考慮することで暮らしやすく、心地よい空間になります。
7. 地鎮祭は誰のためにあるのか?
地鎮祭は、神様のためにやるのではありません。
🔔 自分のため。
🏡 家族のため。
🙏 これから暮らす土地のため。
目に見えないものへも、ちゃんと向き合うという“日本人らしい家づくり”の心が、そこにはあります。
8. 地鎮祭をやることで得られる“もう一つの価値”
地鎮祭は「安全祈願」だけではありません。
“心の整理”と“スタートのスイッチ”という大きな価値があります。
「この家で、家族の幸せを守っていこう」
「この土地と、長く仲良く暮らしていこう」
こう思えたら、家づくりもきっと前向きに進みますよね。
9. 地元の大工・工務店だからこそ伝えられること
私たち斎藤建設のような地元の工務店は、
地域の神主さん・風習・土地柄・人柄をよく知っています。
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神社との調整
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準備物の案内
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式の進行サポート
など、初めての方でも安心して地鎮祭を行えるようサポートしています。
10. 見えないものと、ちゃんと向き合う家づくり
地鎮祭は、
「見えない神様にお願いするもの」
というよりも、
「自分の心を整え、これからの暮らしに気持ちよく向き合う」ための儀式です。
目には見えないけれど、
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家族への想い
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土地への敬意
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未来への覚悟
こうした“見えないもの”を大切にするからこそ、
本当に心地よい家ができるのだと思います。
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今回ご紹介した省エネ設計の住宅は、齊藤建設で建てることができます。
埼玉県鶴ヶ島市を中心に、南は朝霞市、北は深谷市まで広く活動していますので、
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それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!