【断熱材選びの真実】カビと共に過ごす家にするか?それとも快適で長持ちする家にするか?

  1. 断熱材ってそもそも何?

  2. 埼玉の家づくりで断熱材が重要な理由

  3. 主流の断熱材4種類を解説

  4. グラスウールの特徴と落とし穴

  5. 硬質ウレタンフォームの強み

  6. 内部結露とカビの恐怖

  7. 断熱材とコストのリアルな関係

  8. 公務店の考え方に断熱材の答えがある

  9. 未来の自分と家族にどんな暮らしを残すか


1. 断熱材ってそもそも何?

断熱材とは、家の中を「外の暑さ・寒さ」から守るための材料です。
壁や天井、床に隠れているので普段は目にすることがありませんが、家の寿命や住む人の健康に直結する、とても大切な存在です。


2. 埼玉の家づくりで断熱材が重要な理由

埼玉県(鶴ヶ島・川越・坂戸エリア)は、「夏は蒸し暑く、冬は冷え込む」という気候特性があります。
特に湿度が高いため、壁の内部で結露やカビが発生するリスクが大きいのです。

だからこそ、この地域での家づくりでは断熱材選びが「快適さ」だけでなく「健康・耐久性」を左右します。


3. 主流の断熱材4種類を解説

現在、注文住宅でよく使われる断熱材はこの4つです。

  • グラスウール(綿のような素材)

  • 硬質ウレタンフォーム(板状・吹付けタイプ)

  • セルロースファイバー(古紙を利用した繊維系)

  • 発泡プラスチック系断熱材

それぞれに特徴があり、「安さ重視」「性能重視」で選ばれています。


4. グラスウールの特徴と落とし穴

グラスウールは「綿菓子」のようなフワフワの断熱材。
価格が安く、昔から広く使われています。

ただし…

  • 水分を吸いやすい

  • 内部結露を起こすと乾きにくい

  • カビの温床になりやすい

壁の中で濡れたままになると、家の耐久性も健康も大きく損なわれます。


5. 硬質ウレタンフォームの強み

一方で、硬質ウレタンフォームは断熱性能が高く、吸水性が低いため結露に強いのが特徴。
関東地方のように湿気が多い環境には非常に相性が良い断熱材です。

  • 薄くても性能が高い

  • 壁の中で水を吸いにくい

  • 気密性を確保しやすい

その分、コストは高め(+200万円前後)ですが、家の寿命を考えれば十分に検討する価値があります。


6. 内部結露とカビの恐怖

断熱材の性能が低かったり、湿気対策が不十分だとどうなるか…。

  • 壁の中で結露

  • 断熱材が濡れて性能ダウン

  • そのままカビが発生

  • 健康被害(アレルギー・喘息など)につながる

実際にリフォームで壁を開けると、真っ黒に変色した断熱材が出てくるケースも珍しくありません。

つまり「断熱材選びは、家族の健康を守る選択」でもあるのです。


7. 断熱材とコストのリアルな関係

  • グラスウール採用 → コスト安い(数十万円)

  • 硬質ウレタンフォーム採用 → コスト高い(数百万円単位アップ)

例えば家1棟で200万円違えば、そのお金で外構工事を立派にできるかもしれません。
ただし、30年後にカビだらけの壁をリフォームする費用はもっと高いことも忘れてはいけません。


8. 公務店の考え方に断熱材の答えがある

断熱材には「これが絶対正解」というものはありません。
重要なのは、その会社や大工さんがなぜその断熱材を選んでいるのか?という考え方です。

  • 湿度対策をどう考えているのか?

  • 長期的な耐久性をどう見ているのか?

  • コストとのバランスをどう取るのか?

ここをしっかり説明できる会社は、信頼できる家づくりのパートナーだと言えます。


9. 未来の自分と家族にどんな暮らしを残すか

断熱材は目に見えない部分ですが、家の快適性・寿命・健康を大きく左右します。

「カビと共に暮らす家にするのか?」
「長く安心して快適に暮らせる家にするのか?」

その分かれ道は、断熱材選びにあります。

予算だけでなく、「未来の暮らし」に視点を置いて考えていただくことをおすすめします。

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ZEHビルダー

齊藤建設は ZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

齊藤建設の ZEH普及実績と今後の目標

【新築】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は75%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は51%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は50%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は34%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は25%


【既存改修】
2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は50%
2024年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は0%

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