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チェックすべき3つのポイント
1. 法規制(建築基準法など)
2. 土地のポテンシャル(日当たり・周辺環境)
3. 資金計画(トータルバランス)
1. 間取りづくりは「方程式」から考える
間取りはノートに思いつきで描くものではありません。
「法規制 × 土地のポテンシャル × 資金計画」
この3つを組み合わせる“方程式”が、間取りづくりの出発点です。
2. チェックすべき3つのポイント
① 法規制
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建ぺい率:敷地に対して建物が建てられる割合
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容積率:敷地に対する延床面積の割合
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高さ制限・北側斜線制限:近隣への日照や景観を守るためのルール
これらを無視すると、「いい土地を買ったのに思ったより小さな家しか建てられない」なんてことになりかねません。
② 土地のポテンシャル(日当たり・周辺環境)
例えば、鶴ヶ島や川越・坂戸などの住宅密集地では…
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南向きに大きな窓を作ったら、お隣さんのトイレの窓ビューだった
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道路から土地が高く、基礎工事に予想以上の費用がかかった
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将来、隣の空き地に3階建てが建って日当たりがなくなった
こうしたリスクを事前に把握するために大切なのが、日当たりシミュレーションです。
実際に光の入り方をデータで確認することで、暗くて寒い家を避ける設計が可能になります。
③ 資金計画(トータルバランス)
土地・建物・外構・諸費用すべてを含めて予算を考える必要があります。
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「土地にお金をかけすぎて建物が小さい」
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「家は建ったけど外構費がゼロで、庭も駐車場も未完成」
こうした事態を避けるため、最初にトータルの資金計画を立てることが重要です。
さらに、地域特有のコスト(例:浄化槽の切替、水道管の引き直し)も加味する必要があります。
3. 埼玉の住宅密集地でよくある失敗例
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いい土地だけど建物が小さすぎる
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大きな窓の先がお隣のトイレ
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冬は寒く夏は暗い家になってしまった
こうした失敗は、すべて「土地の特性を無視して建てた」ことが原因です。
4. 日当たりシミュレーションの重要性
実際の建設予定地に対してシミュレーションを行うと…
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どの部屋に日が差すのか
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どの時間帯に暗くなるのか
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将来、隣に建物が建っても光が確保できるか
といったことが数字とビジュアルで確認できます。
特に埼玉のような住宅が密集するエリアでは必須の工程です。
5. 家族の「あり方」をベースにプランニング
法規制・土地・資金の3要素を整理した上で、初めて「家族の暮らし方」を間取りに落とし込みます。
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家事動線を短くしたい
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リビングに光を集めたい
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将来の暮らしに合わせて間仕切りを変えたい
こうした希望も、前提条件が整っていればブレずに設計できます。
6. 信頼できる公務店と一緒に考える
間取りづくりは「夢を描く作業」であると同時に「現実の条件を整理する作業」でもあります。
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法規制を理解している
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土地の特性をシミュレーションで把握している
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資金計画をトータルで提案してくれる
そんな地元の公務店と一緒に家づくりを進めることが、明るく快適な間取りを実現する近道です。
👉 ポイントは「土地を買う前」から相談すること。
最初に不動産屋さんではなく、地元で信頼できる公務店に相談してみてください。
【お知らせ】
このような住宅の最新情報や、省エネ住宅の実例などを発信しています。
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今回ご紹介した省エネ設計の住宅は、齊藤建設で建てることができます。
埼玉県鶴ヶ島市を中心に、南は朝霞市、北は深谷市まで広く活動していますので、
省エネ住宅に関するご相談がございましたらお気軽に株式会社齊藤建設までお問い合わせください。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!