

1. 注文住宅の「自由」の裏にあるリアル
「せっかく家を建てるなら、世界に一つだけの自分たちらしい家にしたい」
そんな想いを叶えてくれるのが、地域の公務店による注文住宅です。
しかしその反面、「何ができて何ができないのか分かりにくい」「どこからが追加費用になるの?」といった不安や誤解もつきもの。
今回は、実際の現場でよくある施主さんとのやりとりを通じて、良い家づくりのためのコミュニケーションのヒントをお届けします。
2. なぜ公務店は見積もりに時間がかかるのか?
ハウスメーカーのようにメニュー化されたオプションが揃っているわけではない公務店では、
一つ一つのご要望に対して、都度見積もりを取り、施工可否も確認し、提案内容を整える必要があります。
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キッチンAがご希望 → 図面と収まりをチェック
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他のメーカーも比較 → 複数社見積もりを取得
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それに合わせて職人の段取り調整
…こうした作業を無料で行うのが日本の慣習ですが、実はかなりの手間と時間を要しています。
3. 日本の「見積もり無料」は本当に当たり前?
施主さんからすると、「見積もりってタダでしょ?」というのが当たり前になっていますが、
実際は【1回の見積もり作成で数時間〜十数時間】の作業が発生することも。
たとえば他業種では…
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弁護士相談 → 30分5000円〜
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コンサルティング → 初回でも有料
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美容室のカウンセリング → 時間内料金に含まれる
…にも関わらず、建築業界では「無料=当然」とされているのが現状。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
4. 公務店が“困ってしまう”施主さんの共通点とは?
もちろんお客様第一で考えるのが公務店ですが、以下のようなケースでは現場が混乱してしまうことがあります。
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見積もりを出した後に「やっぱり他のメーカーも調べて」
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計画段階で「予算は〇〇万円で絶対」と言っていたのに、次々とアップグレード
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完成間近になって「やっぱり収納増やしたい」などの大幅な変更
施主様の思いに応えたいからこそ、無理をしてしまうのが公務店。
でもその結果、設計や工期、最終的な仕上がりに無理が出てしまうこともあるのです。
5. 「言ったもん勝ち」では現場が混乱する理由
現場の進行には、「ここまでにキッチン決定」「○月○日までに外壁確定」など、細かいスケジュールが存在します。
その中で何度も変更が入ると、
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大工さんの段取りがズレる
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仕入れ予定が狂う
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工期が延び、コストも上がる
…という悪循環に。
「まだ間に合うから大丈夫」は実は現場にとっては“ギリギリライン”なのです。
6. 隠し予算の“善意”が、実は損につながることも
「実は予算に少し余裕があるけど、最初は伝えず様子を見よう」
という施主さんもいらっしゃいます。
気持ちは分かりますが、これは逆効果になることも。
本来もっと素敵な提案ができたのに、「この予算じゃ無理だろうな」と判断されてチャンスを逃すこともあるのです。
7. ハウスメーカーとの違い:決まったセット vs 無限の選択肢
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ハウスメーカー: パッケージ商品で「価格が分かりやすい」
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公務店: ゼロから設計するから「自由だけど手間もかかる」
公務店では、例えるなら「朝食のセットメニュー」ではなく、素材から選んでオリジナルの朝食を作るような家づくり。
でもその分、「トーストはいらないから卵だけ」みたいな細かい調整も可能なのが魅力です。
8. いい家は“正直な会話”から生まれる
いい家をつくる上で、最も大事なのは“最初の段階から正直な会話”ができるかどうか。
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本当の予算
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こだわりたい部分
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優先順位の低い部分
これらをしっかり共有してもらえると、コストも時間も最適化できますし、現場もスムーズに動けます。
9. 施主として心がけたい「お金と時間の伝え方」
施主側からできるポイントをまとめると…
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✅ 初回打ち合わせで正直に「総予算」「本当に重要な箇所」を共有する
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✅ カタログやSNSで事前にイメージを伝えておく
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✅ 見積もりをお願いしたら、なるべく早く返事を返す
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✅ 検討中でも「今後こういう要望が出るかも」と早めに相談しておく
]10. 一緒に作るからこそ、大切にしたいコミュニケーション
注文住宅は、お客様と公務店がチームとなって一緒に作るプロジェクトです。
だからこそ、
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要望は早めに
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予算は正直に
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変更は慎重に
…という「信頼関係と協力」がとても大切になります。
特に私たちのような地域密着の工務店では、目の前のお客様の笑顔のために、1つ1つ丁寧に向き合っています。
見積もりが無料なのも、それは「本気で一緒に考えたいから」。
ですが、その背景には時間と労力、そして技術への責任があることを、少しでも知っていただけたらうれしいです。
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今回ご紹介した省エネ設計の住宅は、齊藤建設で建てることができます。
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それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!