今回の現場では、解体工事と梁刻みの作業を進めています。
解体工事というと、
「壊すだけ」「なくしていく作業」
そんなイメージを持たれることもありますが、
実際はその逆で、次の工程をスムーズに進めるための大切な準備です。
梁や柱、既存の構造を一つひとつ確認しながら、
残す部分、活かす部分を見極めて作業を進めていきます。
無理に外せば傷んでしまう箇所もあるため、
力の入れ方や順番を考えながら、慎重に解体を行っています。
解体後は、梁刻みの工程へ。
梁刻みは、
図面をそのまま写す作業ではありません。
現場ごとの寸法差や、
実際に組んだときの納まりを想像しながら、
一本一本、手を入れていきます。
木のクセや反りを見ながら刻むことで、
組み上げたときに無理のない構造になります。
この作業がしっかりできているかどうかで、
その後の組み立てや仕上がりにも差が出てきます。
こうした工程は、
完成すると見えなくなる部分がほとんどです。
それでも、
「どう組み上がるか」
「この先、何十年と支え続けるか」
そんなことを考えながら、現場では作業を進めています。
家づくりは、
一つひとつの工程が積み重なって完成します。
その土台となる部分を、今日も現場で整えています。
